電子工作 攻略メモ

10年以上前にUSBフットスイッチを作るところから始めて楽しんできたがそんな中で調べたり買ったり使ったりした結果を書いておく。

作ったやつ

ハンダ付け

温度調節できると技術が無くても綺麗に仕上がる上に失敗もしにくくなる。
素人はしっかり換気して鉛入りハンダを230℃設定のハンダゴテで使うというのが無難という結論になった。

ダイヤル式温度制御はんだこて FX600-02 白光(HAKKO)が定番。
安いのが良い場合はCXGの60Wのやつが$18とかで買える。
毎回300℃設定で始まるので230℃まで下げる手間があるが問題なく使えている。
こて台もあると良い。

ハンダ吸取り線は必要。
キーボードのスイッチのハンダ付けを盛大に間違えたときにハンダ吸取器も買ったがその時以降出番はない。

耐熱マットがあると机を痛めたり汚したりしなくなる。
ハンダ付け向けのがいっぱい売られているが小さい区切りというかトレイというかを活用したことが無いので 電子レンジ庫内汚れ防止シリコンマット 山崎実業(Yamazaki)みたいなやつの方が良いのではと思ったりするが使ったことはない。

電線

UL難燃架橋ポリエチレン絶縁電線(UL3265) 協和ハーモネット

22AWGで許容電流9Aかつ高い耐熱性を持ち更には細いのでとりあえずあると便利。

UL耐熱ビニル絶縁電線(UL1007) 協和ハーモネット

UL3265ほどの性能はない代わりにバリエーションが多いやつ。

リボンコード(RKV) 協和ハーモネット

線がバラけなくて助かるやつ。
許容電流などの表記が無いので使い所には注意する必要がある。

圧着・圧着端子

定番どころは精密圧着ペンチ PA-21 エンジニアだが2550/QI/Dupontコネクタなどを圧着する場合それなりに手間取る。
最近はSN-2549 IWISSを使うようになったがこれも慣れる必要はある。

中国製の電子部品などをよく使う場合はR0.3-3 銅線用 裸圧着端子 (R形)丸形 1箱(100個) ニチフTC0.3-9.5 銅線用 裸圧着端子 (TC形)棒形 1箱(100個) ニチフがあると捗る。

ハードウェア

Pro Micro(ATmega32U4)

簡単にUSBキーボードやUSBマウスを作ることができて電子工作入門にも十分な性能がある。
今となってはRaspberry Pi Picoが圧倒的な性能を持ちながらも安いので出番が無さそう。
数年前はAliExpressで400円しなかったので安くて楽しいハードウェアだった。

ATOM Lite(ESP32-PICO-D4)

フルカラーLED, ボタン, GPIOを搭載しWiFiBluetoothに対応していてそれでいて安く死角がない。
しかしライブラリやドキュメントは発売時に体裁を整えてあとは放置ということをしており完璧でもない。
M5 Atom (Lite|Matrix) の良くないところM5 Atom (Lite|Matrix) 開発メモを参照。

Raspberry Pi Pico(RP2040)

高性能で安い。TinyUSBでUSBデバイスも作れる。
しかしWiFiBluetoothも無いので万能ではない。

Raspberry Pi

何をするにも過剰な性能だがセンサー類の情報を受け取って可視化するといった役目に最適。
Raspberry Pi 3に素人が思いつきでパーツ載せていった結果なかなかの混雑ぶりなスマートリモコン兼計測機みたいな多機能デバイス化も楽しい。

ユニバーサル基板

素人が扱いには難しいが電子工作をしていると必要になるという悩ましいアイテム。
サンハヤトICB-86ICB-87のような連結したパターン付きの基板だと少し楽になる。
使ったことはないがパワーグリッド・ユニバーサル基板ベタユニというのもある。

知りたいこと

前述のリボーンコードが使えないところで複数の電線を手軽かつ綺麗にまとめる手段

AWG24の線2本みたいなのを編組チューブに入れると一番細いやつでもスカスカなんでちょっとなーって感じになる。