Anycubic Mega-Sの静穏化完了した。モータードライバをTMC2208 spreadCycleにしてファンも総交換。あとはBLTouchでオートレベリングを実装したい。 pic.twitter.com/Zh2q6zKu6I
— ebith (@ebith) 2019年3月29日
初期状態では耳栓していてもうるさく自室に置くの厳しい…という感じだったが、
静音化の結果うるさくてゲームもできないという状況は脱したし耳栓すれば同じ部屋で眠れるレベルにはなった。
追記
既にここに書いたホットエンドは使っていない。
詳細はAnycubic Mega-S(i3 Mega) まとめへ。
買い物メモ
- コルクシート 220x220x3mm コルク断熱材 接着剤付き
- TMC2208 5PCS TMC2208 Stepper Motor StepStick Mute Driver
- 50 15 ブロアファン delta BFB0512HH 12V 0.32A 5015 centrifugal turbo fan * 2
- 60 10 ファン Ainex Omega Typhoon CFZ-6010SA
- 40 10 ファン Ainex Omega Typhoon CFZ-4010SA
- M4 x 20mm ボルト * 2
- M4 ナット * 2
- M2 x 6mm さらタッピングねじ * 6
M3 ナット * 4
- XHコネクタ ハウジング用コンタクト SXH-001T-P0.6 (100個入)
- XHコネクタ ハウジング 2P XHP-2 * 2
- PHコネクタ コンタクト SPH-002T-P0.5L (100個入)
- PHコネクタ ハウジング 2P PHR-2 * 2
ヒートベッド断熱
ANYCUBIC i3 MEGAをアップデート ヒートベッド断熱材|はるかぜポポポ|noteのとおりにした。
ヒートベッドの加熱効率化とコントロールユニットを熱源から保護する効果もあり、手軽な割に良さそう。
コルクシートはAliExpressで調べると折れ曲がったのが届いた報告がいっぱいあったのでリンク先のAmazon.jpで買ったが結局中国から届いたので運が試される。
モータードライバ交換
Anycubic Mega-SにTMC2208のせようとしてさらに詳しく調べたらSpreadCycleモードは半田付けとシリアル接続での設定変更が必要とかあってマジかよ…となりつつ頑張ってる。機材足りてて良かった pic.twitter.com/rlKXHalUjC
— ebith (@ebith) 2019年3月24日
モーター駆動の騒音を低減できるとのことだったのでAnycubic i3 Mega TMC2208 Silent Modで予習して3Dプリンタと同時に注文していた。
しかしデフォルトでは超静音化モードであるstealthChopに設定されていて静音化と印刷速度(トルク)を両立するならspreadCycleにする必要があり、
そのためにははんだ付けとWindowsマシンとシリアル接続しての設定変更する必要があったので一仕事だった。
このあたりはTMC2208 - YouTubeがとても詳しく素晴らしい。
Configurator for TMC2208 | SilentStepStick | Watterott electronicも参考になる。
電圧は1.2V(±0.005)に揃えたが根拠があるわけでは無く、0.85Vで組み立てたら左右のZ軸がずれる感じになったので上げてみただけ。
ググると0.85Vの例が多いが stealthChopとspreadCycleの区別が無いし、初期のモータードライバは0.9V前後だが結構な差があり統一されてないしでよくわからない。
TMC2208を実装するとコネクタを反対向きに刺し直す必要があるがファームウェアをMarlin-Ai3MのTMC2208対応版にすることで手間を省ける。
Marlinのセットアップでターミナルからコマンド入力する部分はArduino IDEのシリアルモニタ(CR, 250000bps)が手軽で良かった。
また、マザーボードのバージョンによってはモータードライバがはんだ付けされていて交換がとても難しいとの情報を見かけたがまだ数が出回ってないのか一時期だけだったのか詳細を見つけられずよくわからなかった。
TMC2208とWindowsマシンとの接続は専用のUSBシリアルアダプタも売られているのでそういうのを使うと楽。
ファン交換
とにかくNoctuaのファンに交換すれば静かだけど十分冷えるという状態にできそう。
しかしそうするとファン代だけで10000円とかになるので安く済ませたい。
AliExpressで買えるとすごく安く済んでありがたいのだが詳細なスペックがわからないのでなかなか難しい。
日本で買うならAinexのOmega Typhoonは性能が明確で安いのでこれで統一したい。
しかし静音ファンのシリーズなので静圧が欲しい場合には使いにくかったり、3Dプリンタ向けではないので欲しいサイズが無いという問題もある。
3ピンのファンは2ピン化する必要があるのでXH(コントロールユニット) or PH(ホットエンドユニット)コネクタのコンタクトと2Pハウジングが必要になり、更には圧着工具が必要で3500円はする。
慣れないとピンをいくつも潰すことになるしなかなか大変。
差し込み式のコネクタを使うべきだったのだとすべて終わってから気づいた。
モータードライバ
モータードライバの冷却ファンは5015ブロアファンとAnycubic i3 Mega Stepper Driver 5015 fan duct by PapaSean - Thingiverseに変更した。
実際に印刷したのはRemixの1パーツ化された方。
サポートを剥がす過程で割れたし微妙にサイズが大きかったが、二塩化メチレンで接着して紙ヤスリで削って押し込んだ。
元は5010ファンの片持ちマウントなのでみんな困っているらしく色んな情報が出てくる。
5010ファンを横並びに設置するやつが無難そうには見えるが、モータードライバを冷やすためなら今回のはめちゃ効率が良い。
場所をとらないし設置も楽。
ファンのケーブルは全然足りなかったので手持ちのものを継ぎ足して延長した。
PSU
6015ファンから6010ファンになるがヒートベッド断熱をしたしこれで様子を見る。
公式の解説動画を見ながら開けたがMega-Sだとフィラメントホルダーが邪魔になってやりにくい。
ホットエンド
ホットエンド周りにはAnycubic I3 Mega Improved Hotend Fanbox by Renba - Thingiverseを採用して静音化しつつ効率良い冷却を目指す。
PETGの場合ヒートベッドを十分に加熱してにシワなしPiTを塗ればラフト無しで印刷できたがノズルだけは底面が平らでは無いので荒れてしまった。
ブロアファンの固定にはM4 x 20mmのボルトとナット、パーツの組み立てにM2 x 6mmのさらタッピングねじ、3Dプリンタへの固定にM3ナットを使った。