Windows 10 Version 1903 インストールメモ

Ryzen 7 3700XとRadeon RX 5700 XTで新しいPCを組んだ時のやつ。

Windows

これまでも何度かWindows 10のインストールをしているが面倒なだけで利点が見えないので毎回オフラインアカウントだしCortanaはオフでWindows 10の特色を殺す感じになってる。

アプリケーション

MSYS2

Vim用にGit、Tridactyl用にPythonをインストールする。
$PATHにC:\msys64\usr\binを追加しておく。

Google 日本語入力

前のPCで忘れずにキーマップをエクスポートしておく。

Firefox

Firefox 69からuserChrome.cssがデフォルト無効になった。
about:configからtoolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheetsをtrueにする必要がある。

Tridactyl

AMOから削除されたりしていてなかなか大変そう。
Windowsで普通に:nativeinstallしてもUnicodeDecodeErrorだとかでexeが死んで.tridactylが読み込まれない。
かといってMSYS2のPythonではpyコマンドが付いてこないのでTridactylからPythonを見つけられない。
その場合リポジトリからnative_main.pyを持ってきてnative_main.batの2行目をcall python -u .\native_main.pyにするとちゃんと動くようになる。

Vim

UnixWindowsで設定ファイルの配置が変わるの忘れがち。
%USERPROFILE%/vimfiles/vimrcになる。
参照: starting - Vim日本語ドキュメント

だいなファイラー

今年5年ぶりの更新があった。
シャットダウンを阻害するので手動で終了させてあげないといけないのだけが不満。

Keypirinha

Fenrirから移ってきた。
目的としてはスタートメニューのアプリとC:\ebith\appに入れたポータブルなアプリの起動なのでignored_packagesで不要なパッケージを無効にしてFilesCatalog.iniにスキャンしたいフォルダを指定した。

keypirinha.ini

[app]
hotkey_run = Ctrl+Space
ignored_packages = Bookmarks

[gui]
hide_on_focus_lost = yes
show_on_taskbar = no

apps.ini

[main]
scan_desktop = no
scan_env_path = no

filescatalog.ini

[profile/app]
activate = yes
paths = C:\ebith\app\**
filters = + ext: .exe

自作スクリプトなど

Ryzen 7 3700XとRadeon RX 5700 XTで新しいPCを組んだ

ゲーム用の新PC組んだ以来なので7年ぶりになる。
GPUをGTX 970にしたりサウンドカードを替えたりしたりはしたがPC自体はそのまま使い続けていたので本当に久しぶりの新PC。
MonsterHunter:Worldぐらいなら普通に遊べてしまう上にIntelのCPUが長く高値だったりしてなかなか踏ん切りがつかなかった。

構成

本体 パーツ 購入価格
ケース Fractal Design Define R6 ¥14,970
電源 Antec NeoECO Gold NE750G ¥10,279
マザーボード MSI B450 TOMAHAWK MAX ¥13,557
CPU AMD Ryzen 7 3700X ¥42,984
CPUクーラー SCYTHE 忍者五 SCNJ-5000 ¥5,400
メモリ G.Skill Sniper X F4-3600C19D-32GSXWB ¥17,404
GPU SAPPHIRE PULSE RADEON RX 5700 XT ¥52,352
ストレージ Silicon Power PCIe Gen3x4 P34A80 SP001TBP34A80M28 ¥14,840
ストレージ Western Digital WD40EZRZ-RT2 ¥8,100
サウンドカード Creative Sound Blaster Z 流用
その他 パーツ 購入価格
グリス Thermal Grizzly Kryonaut 1g ¥729
ブザー Ainex BZ-01 ¥294
CPUスタンド SANWA SUPPLY CP-031 ¥1,661
その他 M.2 SSD ヒートシンク 4個入り ¥791

本体合計 ¥179,886

主な用途はゲームでプログラミングや3Dプリンタ出力のためのモデリングもする感じ。
CPU, GPUはたぶん過剰なのだがどうせまた長く使うのなら良いのにしておくかという感じでグレードを上げた。
ヒートシンクは無駄に4つも買っているがリューターで切断すれば他にも使えそうやんってことで安さに釣られたやつ。

組んでみて

Define R6は上面パネルも外せるのでめちゃめちゃ組みやすい。最高。
B450 Tomahawk MaxとDefine R6の組み合わせだとフロントパネルの配線がギリギリで裏配線が厳しい。
忍者五に付属の軸長15cmのドライバがマザーの組み付けにも活躍して便利だった。
M.2のSSDはケーブル必要無いのがなるほど素晴らしいという感じなので次回はM.2のSSD二枚とかでHDD無しにしたい。

運用

ゲームをするとなかなかの熱風を吐き出すので3700XのPower Package Limitを65W、5700 XTをWattManで1860MHz 960mVにした。
マルチコアをフルに使う作業をするようになったり、GPUを限界まで使う必要があるゲームを買ったらまた考えるとして当分はこれで。

今後

せっかくなのでゲーミングディスプレイが欲しいのだが24インチのFHDでIPSというのはまだ出始めで日本未発売っぽい。
TUF GAMING VG259Q | Monitors | ASUS Globalが24.5インチだけどなかなか良さそうなので期待してる。

1ヶ月経過して

組んだあとのソフトウェア的なセットアップはWindows 10 Version 1903 インストールメモに書いた。

BSoD(VIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERROR)が4週間で25回発生していてたまに暗転もありとてもつらい。
イベント ビューアーにKernel-Power 41が並んでいたので稀によくあるKP41系のトラブルで難病っぽい。つらい。
たまに連続的に発生するのを除くと2日に1回という感じの頻度なので原因の切り分けがやりにくい。つらい。

M.2 SSDヒートシンクを取り付けたら最高温度が10℃下がった。
M.2スロットがケースファンからの風を受けるところにあるので効果が大きいようだ。

CPUスタンドのCP-031はDefine R6を乗せるには頼りないのは確かで近くにホームセンターがあるならSPF材とキャスターとかで自作するのが良さそう。
しかし安く耐荷重もギリギリながら足りているのでとりあえずの選択肢としては悪くない。

前のPCに比べるとPOSTがめちゃめちゃ遅く短ビープが聞こえるまでだいぶかかるので起動がかなり遅くなった。

Ghost Recon WildlandsとDevil May Cry 5をやってみた感じだとほぼ最高のグラフィック設定でもまだまだ余裕があってCyberpunk 2077が待ち遠しいですねという感じ。

2ヶ月半経過して

RMA申請から1ヶ月以上かかってGPUが返ってきたのでやっと新PC完成となった。

トラブルとしてはたまにWake on Lanでの起動に失敗するというのがあったがBIOSのv35で直った。
とても遅かった起動速度もだいぶ良くなったし積極的なBIOS更新素晴らしい。

24インチ, FHD, 144Hz, IPSの液晶はAcerのVG240YPbmiipxだけが発売済みだがどこも売り切れだし日本未発売の競合との差も気になり悩ましい。

Discordに$9.99払ってXbox Game Pass for PCを3ヶ月手に入れたのでとりあえずThe Outer Worldsをやってる。
Star Wars Jedi: Fallen Orderも興味があるのでそのうちOrigin Access Premierにも再加入したいところ。
Anthemがあまりにも面白くなかったので前回は1ヶ月でキャンセルした。

5ヶ月経過して

BIOS v35で直ったと思ったWake on LAN時の起動失敗は直っておらず不意に発生するのでなかなかイラッとする。
ErP Readyをオンにすると直るようだがWake on LANできなくなるので意味がない。つらい。

久しぶりにAMDのCPU買ったしGPUAMDにしとくかと深く考えず買った5700 XTだが初期不良だけじゃなくドライバの完成度もイマイチでつらい。
先月末リリースされたドライバでやっと画面が真っ暗になる問題が修正されたらしいがブラウザのハードウェアアクセラレーション使うだけでも駄目だったりして酷かった。

ゲーミングモニタはPixio PX5 HAYABUSA2を買った。
240Hzは全く活かせていないがGPUに泣かされつつ楽しくモンハンをやっている。

関連記事

BIOS 設定メモ

変更

  • Boot Priority (UEFI USB Key)

有効

無効

  • HD Audio

Raspberry Pi Zero専用UPS、 UPS-Liteを買った

UPS-LiteっていうRaspberry Pi Zero専用UPSを買った。
バッテリーも付属しており送料込みで$18.99。これ一つで停電対策ができる。
コンパクトにまとまっていて3時間程度は持ち、下側に重なるのでGPIOなどは空いたままになりなかなか完成度が高い。

インターホンの信号線をRaspberry Pi ZeroのGPIOに繋いでピンポンが鳴るとDiscordへ通知するという運用をしており、
そのためにリビングに設置してあるのだがちょくちょくブレーカーを落とすやつが居てファイルシステムが壊れるのでそれを防ぐ目的。

バッテリーの状態などはi2cでRaspberry Piから取得できるようになっているがイマイチ情報が無くよくわからない。
減っていくはずの残容量が増えていくという怪現象もありマジ混乱したが消費と充電を繰り返していたら安定した。
davidem/UPS-Lite: UPS-Lite for Raspberry Pi Zero by XiaoJ - Modified API by Zontexが詳しいがこの人も困っているようだ。

短時間の停電対策が目的なので特に必要ないのだがせっかくなのでMackerel用プラグインを書いて電池が危うくなったら通知するようにしてみた。
バッテリー残容量のグラフ

999円のIKEA LACK サイドテーブルを使ったエンクロージャ

How to build a simple, cheap enclosure for your 3D printer - Prusa Printersを読んでThingiverseを検索し、
Anycubic i3 mega Enclosure by JAfonso - Thingiverseの制作を試みたがなかなか苦労したのでまとめておく。

買い物メモ

Amazon.jp

その他

目的

  • 振動対策
  • 扇風機やエアコンなどの風を遮断する
  • 発生するガスのろ過
  • ホコリの軽減

振動対策は耐震ジェルを試したがこれだけでは不十分だったのでゴム板を併用している。
静音化も求める場合は重量のある側板と吸音材が必要になるはず。

作ってみて

IKEA LACK サイドテーブルはゴツくて安っぽいが999円というのが素晴らしい。

脚を3Dプリンタで印刷すると時間もフィラメントもかかるので覚悟が必要。
USB接続トラブルとフィラメント切れで2回も失敗していてつらみが高まりすぎた。
形状的にサポートが必要なのでそのあたりがうまくいくかどうかの問題もある。

側板は完全な透明でなくても良いなら中空のポリカーボネート板が安い。
しかしだいたい4mm厚なのでThingiverseで一般的な3mm向けのモデルをそのまま使えない。
何も考えずに3mm用のモデルを出力してしまったので切ったり削ったり4mmへ改変して出力し直しになった。
磁石穴も丸穴に変更したりと地味に手間がかかっている。

結局のところ脚は角材を接ぐかゴムのブロックを接着するかして側板は接着剤か木ネジなどで直接固定してしまい、扉が必要な面にはトルクヒンジを使うというのが手っ取り早そう。
お金がかかっても良いならIKEAのSTUVAを使ったエンクロージャというのもあり買ってきて組み立てるだけでガラス扉のエンクロージャを作れる。

側板の一枚に穴を開けて120 25ファンと吸収缶を取り付けて綺麗な空気を排気するようにした。
PLAやPETGでも稼働中は呼吸器にダメージがありちょっとしんどいという感じだったのがだいぶましになった。

目的は果たせたし、上にも物を置けるようになったのが狭い部屋では助かる。
暖かい空気が普段座ってるところに流れてきていたのも無くなったのでこれからの季節はありがたい。

付録: 排気ろ過装置のファン制御

12cmファンが思いの外うるさかったので手持ちのMOSFET(IRLU3410PBF)を使ってRaspberry PiのGPIO(BCM 18)へ繋いでPWM制御することにした。
MOSFETとの接続は適当なケーブルとQIコネクタを使いピン左からGPIO、ファンのマイナス、電源のマイナスに繋いだ。

pigpioのpigsコマンドが本当に便利でお手軽にGPIOを制御できる。
Raspbianではpigpioのpigsコマンドがエラーを吐くのでRaspbian Stretch Liteのセットアップ - おいら屋ファクトリー参照のこと。

~/.octoprint/config.yaml

events:
  enabled: true
  subscriptions:
    - event: PrintStarted
      command: pigs hp 18 25 700000
      type: system
    - event: PrintDone
      command: sleep 1h; pigs hp 18 25 0
      type: system

3Dプリンタで使うファンを調べたり買ったりした記録

4010 ブロアファン

3D Matadors Store

小さいが風は出る。騒音レベルは26dbの表記どおりの感じで回転開始時などのノイズが無いので高品質に思える。
HI-flow Extruder-Head For ANYCUBIC i3 MEGA by N3wSp3ak - Thingiverseの印刷物冷却ファンとしての役割は果たせそう。

5015 ブロアファン

delta BFB0512HH 12V 0.32A

静かだが風量・静圧も低い。優しい風と言った感じ。
Anycubic i3 Mega - AIO Stepper Cooling Duct for 5015 by ITLogic - ThingiverseとともにTMC2208(spreadCycle 1.2V)を冷却するのに使っている。
一時期Anycubic I3 Mega Improved Hotend Fanbox by Renba - Thingiverseの印刷物冷却ファンに使っていたがダクト形状の問題もあって最終的な風量に不安があった。
そのあとHI-flow Extruder-Head For ANYCUBIC i3 MEGA by N3wSp3ak - Thingiverseに乗り換えたので印刷部冷却ファンとしては使っていない。

3D-FANS

ブーンという高回転系の音とともに結構な風を吹き出す。
うるさいとまでは行かないが一般の静音ファンと比べると音はするので騒音レベルの25dbは合ってそう。
先に買ったdelta BFB0512HHより冷やせるのが欲しくて買ったが届いた頃には5015ブロアファンは使わなくなっていた。

4010 ファン

Ainex (CFZ-4010SA) Noctua (NF-A4x10 FLX) Owltech (SF4-S5)
風量(CFM) 4.81 4.82 4.1
ノイズ(db) 12.3 17.9 21
静圧(Pa) 不明 17.5 27
価格 800円程度 2000円以上 1500円程度

ホットエンドのヒートシンク冷却ファンとしてAinexのCFZ-4010SAを使っていたが静圧不足を感じたのでOwltechのSF4-S5に替えた。

Anycubic Mega-S(i3 Mega) まとめ

雑感

楽しいおもちゃで実用品も作れるが本体代以外にも割と金がかかる。
専用の部屋を用意できない場合は騒音と振動への対策と換気が必要。

  • ヒートベッドとUltrabaseの組み合わせは素晴らしく、定着においてのトラブルは皆無。
  • とにかくうるさくそれなりに揺れるので自室に置く場合はお金と時間をかけて改造する必要がある。
  • 狭い自室で動かしていると呼吸器にダメージが来る感じがあるので換気かろ過かなんらかの対策をとらないとしんどい。

詳細など

改造記録

ヒートベッド断熱

コントロールユニットを熱から守り冷却効率を高める。
ヒートベッドの加熱効率も上がる。
コルクシートを貼るだけのお手軽改造。

モータードライバ静音化

TMC2208をspreadCycle 1.2V(±0.005)でインストールして冷却のためにダクト追加とファン交換をした。
spreadCycle化にははんだ付けとWindowsマシンとのシリアル接続が必要。
stealthChop(出荷状態)の方が静かだそうだがトルク不足との話を見かける。

激しく動いて騒音の元となるXY軸はstealthChopの方が良さそうなのでいつか十分な熱対策の上で入れ替えてみたい。

ファームウェア

モータードライバを交換したときにdavidramiro/Marlin-Ai3M: Marlin firmware optimized for the Anycubic i3 Mega 3D printerに変更した。
TMC2208を使っていてもコネクタを差し替えなくて良いし、他にも便利な機能が詰め込まれている。

ファン静音化

冷却能力は重要なので冷却を強化するパーツの追加とファンの静音化を同時にやることになる。
静音と風量・静圧どれも十分なのはNoctua。
少々うるさくても良いならOwltech
AinexのOmega Typhoonは安くて静かで素晴らしいファンなのだが静圧が低いので使いにくい。
ブロアファンをどうするかは悩ましい。
ホットエンド(PH)とコントロールユニット(XH)でコネクタが違うので要注意。

3Dプリンタ

結構な振動があるので専用の場所が欲しくなる。
ヒートベッドとUltrabaseを活用するなら囲いもあって損はしない。
IKEA LACK サイドテーブル(999円)が3Dプリンタのためにあるようなサイズで安くて良い。
複数積んでエンクロージャ化したり収納スペースの拡張をしたりとできることは多い。

ベルトテンショナー

PETGで印刷したものを使っていたがトーションバネのものに替えた。

フィラメントホルダー

Mega-Sには本体に取り付けるフィラメントホルダーが付属する。
手軽で便利なのだがスプールが削れてゴミが発生するしコントロールユニットを開けるときには邪魔になる。
608ベアリングで滑らかに回転するホルダーに乗り換えた。

オートレベリング

BLTouchクローンを使ったオートレベリングを追加した。
四隅の手動レベリングが不要になるわけではないが毎回神経質にやる必要はなくなる。
マザーボードがTrigorilla 1.1の場合はChanges for Trigorilla 1.1 · MNieddu91/Marlin-AI3M-BLTouch Wikiに従ってサーボピンの設定を変更する必要がある。

空間に余裕がないので実装難易度が高く、手動レベリングとヒートベッド(Ultrabase)で定着には問題がないので優先度は低い。
ホットエンドの基板に繋ぐ信号線を強く固定する手段がないのでファンボックス取り付け時に折れてしまいテストで数回試しただけになってしまった。
基板から取らなくてもその手前の配線から分岐すれば良いのではとちょっと試したがうまく行かなかった。何か勘違いしていそう。

OctoPrint

Raspberry Piなどを3Dプリンタに繋ぐことで制御や監視をするシステム。
CuraにOctoPrint Connectionというプラグインを入れるとCuraからOctoPrintに印刷を委託してCura自身は終了できるようになりすごく便利。
PSUから電源を取り5Vに降圧してGPIOに繋いで運用している。

カメラを繋いでいれば遠隔から印刷状態の確認も可能。
curl -s "http://localhost/webcam/?action=snapshot" | identify -format "%[mean]" jpg:- | cut -d . -f 1で明るさも取れる。

見た目

OctoPrint用のRaspberry Piやカメラをケースに入れてフレームにマウントした。
黒いフレームに黒いフィラメントで周辺機器を搭載していくと一体感がすごい。
ほぼ不要になったタッチパネルをスライド式のカバーで隠したりもした。

白いテーブルに白いフィラメントのパーツでエンクロージャを作ったので外側は白くなった。

印刷前と印刷後

フィラメントにPETGを使っていると印刷開始時の垂れが気になるのでフィラメントの初期垂れを拭うスクリプト – Make.oldcyclist.comを参考にベッドの端で拭うGcodeを追加した。

G92 E0 ;zero the extruded length
G1 F200 E3 ;extrude 3mm of feed stock
G0 X50 Y0 F5000
G0 Z0.300 F200
G1 X100 E12 F500.0
G1 X150 E18 F500.0
G92 E0 ;zero the extruded length again

davidramiro/Marlin-Ai3M: Marlin firmware optimized for the Anycubic i3 Mega 3D printerのファンの風をUltrabaseに吹きかけて冷やす機能を印刷後に使うようにしていたが仕組み上あまり冷えないのでやめた。
扇風機とかサーキュレーターとかそういうのを使えば数分で冷却完了で造形物も勝手に剥がれてくるし良い。

エクストルーダー、ホットエンドの冷却性能と静粛性能の両立

HI-flow Extruder-Head For ANYCUBIC i3 MEGA by N3wSp3ak - Thingiverseを導入し、4010ファンをオウルテック PCケース用山洋電気製静音ファン 4cm 10mm厚 5000rpm SF4-S5に変更した。
造形物冷却ファンは付属のものをそのまま使い、ファン速度は25(通常)-50(最大)%としている。

取り付け難易度はそこそこ高く、ベルトは一度取り外した後ラジオペンチなどで掴んで差し込む必要がある。

静音化のあまり冷却性能が犠牲になりすぎて糸引きが酷かったのがとてもよくなった。
印刷物の冷却は過剰になりがちで特に印刷開始時にファンがブン回ると定着に失敗するのでそこは注意が必要。

Z軸調節ネジを固定する

I3MEGAのカチャカチャ音を止める|はるかぜポポポ|noteを読んでなるほどーとなったので。
Twitterから引用している動作音動画のカチャカチャ音はこれっぽい。

エンクロージャ

ネットで見かけたものを真似てIKEA LACK サイドテーブルを2段にして中空のポリカーボネート板を側板として囲いを作った。
ヒートベッドをエアコンの風から守り、部屋の温度上昇も和らげる。
120 25ファンと吸収缶を使った排気装置も付けた。

できあがった物自体は良かったのだが部品を3Dプリンタで出力するのはなかなか大変だった。
IKEAのSTUVAを使ったエンクロージャというのもある。

フィラメント

安いPLAを普段使いし、靭性が必要な部品にPETGを使っている。
PETGは優れた素材なのだがとにかくお手軽なPLAに比べると手間がかかるのが難しい。
安さに釣られて2回も黒いフィラメントを買っているが、日常的に使う道具や部屋に設置するようなものに黒色は向かない。

使用歴

  1. 付属のPLA White
  2. SainSmart PETG Black ¥2999
  3. Createbot Official Store PETG White ¥2519
    • 巻き終わりの処理が甘く使い始めに引っかかって出てこないことがあった
  4. ELEGOO PLA Black ¥1399

トラブル

  • 届いた時点でファン裏などにはホコリが溜まっていて少なくとも一部は中古
  • 買って3週間でベッド中央にでかい傷を作った
    • 見た目以外の問題はなく運用できている
  • いつのまにかZ軸左だけ下がりすぎてる感じでレベリングが厳しくなった
    • Z軸のリミットスイッチを押すネジで調整できた
  • やや詰まり気味と感じた時にコールドプルを試みてうまく行かずあちこち触って完全に詰まらせた
    • 付属してきた予備のホットエンドに丸ごと交換して事なきを得たが素直にノズルの交換などで様子を見るべきだった

おすすめ工具とか

樹脂製スクレイパー INOUE カーボンはがしヘラ 65mm

強度には欠けるので消耗品になるがUltrabaseを傷だらけにするよりはまし。
剥がしやすくするためにはUltrabaseをしっかり冷やすことも重要。

スティックのり トンボ鉛筆 シワなしピット G

ヒートベッドとUltrabaseで基本的には問題ないがスティックのりを併用することで底面が少ないものもラフト無しで印刷できるようになる。

紙ウエス 毛羽立たないラボワイプ モノタロウ

ベッドやノズルの清掃に。安くて惜しみなく使えるのが良い。
アルコールでベッドを綺麗にするのはもちろん水でスティックのりを塗り広げたりできるのも便利。

アクリル接着剤 光 アクリル接着剤 ABN-1

手軽かつ強力で便利。外す予定のないものは全部これでOK。割れも直せる。
付属のスポイトでは厳しいのでインジェクターブラシが欲しい。

リューター Dremel(ドレメル) ペン型ミニルーター FINO(フィーノ)

雑にモデリングして雑に印刷して現物合わせに削って完成させるというのができるようになり捗る。
軸付砥石などのリューター用先端工具はモノタロウが強い。
ホイールやディスクで切断もできる。樹脂はもちろん金属も切れるので便利。

デザインナイフ タミヤ クラフトツールシリーズ No.40 モデラーズナイフ

リューターと併用する。バリ取りをしたりサポートやブリムを剥がすときはナイフのほうが使いやすい。

インサートナット インサートナット100個入り

付けたり外したりするものはこれを使う。
普通のナットよりネジのつけ外しが楽になり、はみ出し無く仕上げることもできる。
AliExpressで買えばとにかく安く送料を払っても1個3円とかなので良い。

ボルトとナットのセット

家にネジ類のストックがないならM2, M3, M4あたりのボルト・ナットセットを買っておくとホームセンター通いをしなくて済む。
リンクのものは種類・量・価格的に良い感じだがステンレス製なので磁石に付かないという問題がある。

ウィッシュリスト

良ければなんか買ってください。

Anycubic Mega-S(i3 Mega)のPSUから電源をとってOctoPrintと照明を設置する

OctoPrintRaspberry Piなどを使って3Dプリンタの制御や監視を行うシステム。
ブラウザから3Dプリンタを操作できるようになり、カメラを繋げば監視もできる。

Curaから印刷するが実際の作業はOctoPrintに任せることのできるOctoPrint ConnectionをCuraのMarketplaceからインストールしておくと便利。

更にスマートプラグを使うことでコンセントの一本化をしつつ自宅サーバからOctoPrintとスマートプラグを順番にシャットダウンすることで遠隔での電源オフを可能にする。

買い物メモ

電源取り出し

PSUの空いている端子から12Vをとって分岐し片方を5Vに降圧してOctoPrint(Raspberry Pi 3 B+)と照明(12V テープLED)の電源を用意する。

手軽に済ませたかったので分岐ケーブルで2つに分けた。
片方に5V降圧DC-DCコンバータを繋ぎ、もう片方はそのまま12Vで使う。

PSUの端子台へ接続する圧着端子は1.25-4が使える。

せっかく分岐したのだが部屋の照明がスマート化済みで必要ならそっちを付ければ良いということで結局テープLEDは付けなかった。
もし付けるならオンオフをどうするかということになる。
適当な物理スイッチを挟むのかMOSFETなどでRaspberry Piから制御するのか。

電源制御

電源を切るときはOctoPrintをシャットダウンしてから、点けるときはスマートプラグを直接操作するスクリプトを書いた。
OctoPrintとスマートプラグをオンオフするスクリプト
APIキーはOctoPrintの設定からコピーできる。
スマートプラグはルータのDHCP固定割当でIPを固定しておく。

これをRaspberry Pi 3 B+でスマートリモコンを作る - おいら屋ファクトリー経由で呼び出すようにした。
ブラウザやAmazon Echoから3Dプリンタの電源を操作できるようになる。

OctoPrint

OctoPrintはRaspbianにインストール済みのイメージが提供されているのでセットアップは簡単。
OctoPrint.org - Download & Setup OctoPrintに詳しく書かれている。

今後の作業のためにRaspbian Stretch Liteのセットアップ - おいら屋ファクトリーを見ていつもの環境も整えておいた。

インストールしたプラグイン

OctorantでDiscordへ通知が飛ぶ時に部屋が暗いと様子がわからないので暗いときは30秒だけ明かりをつけるOctoPrint用スクリプトを書いた。