UbuntuにTelegrafとInfluxDBとChronografとKapacitorを入れた

せっかくだしinfluxDataで揃えたがChronografとKapacitorはaptで管理できないのがつらい。
しかしChronografはInfluxDBの管理ができたりLog Viewerでsyslogを見れたりという感じで便利度は高い。
Telegrafはデータを集めてInfluxDBへ投げてくれるやつで、Kapacitorはアラートを飛ばすやつ。

インストール

InfluxDBとTelegrafは公式リポジトリからaptで入るがChronografとKapacitorはDownloadsから落として手で入れる必要がある。
インストールの手順もこっちに書いてありドキュメントがとっ散らかっていて厳しい。
kapacitorはsudo systemctl start kapacitorしてやる必要があった。
後から気づいたがUbuntu 20.04でドキュメントに従うとインストールされるInfluxDBが古いものでInstall InfluxDB on Ubuntu 20.04/18.04 and Debian 9 | ComputingForGeeksによると18.04向けのリポジトリが使えるよとのことだったのでそうした。
GitHubのIssueを見ると指摘されて更新するみたいなのを繰り返しているのであまりメンテされていないようだ。

設定

どれも特に設定することなくデフォルトで動く。
Telegrafはinfluxdata/telegraf: The plugin-driven server agent for collecting & reporting metrics.を見てプラグインを追加したconfigを出力したのでrsyslog側の設定が必要になった。
telegraf --input-filter syslog:cpu:disk:diskio:mem:net:netstat:processes:procstat:swap:system --output-filter influxdb config | sudo tee /etc/telegraf/telegraf.conf
また、rsyslogはTCPで通信するとsyslogがエラーまみれになる問題があり、omfwd: TCPSendBuf error -2027 · Issue #3910 · rsyslog/rsyslogを見てUDPに切り替えた。

グラフ

ChronografのHost ListやLog ViewerはTelegrafプラグインでInfluxDBへデータが投入されると自動的に使えるようになる。
Log Viewerでsyslogを見るのは手軽な割になかなか便利で検索クエリをセーブさせてくれたら文句無いのにな…という感じ。 System Log Viewer

このあと

Raspberry Piに付けたセンサーで計測したデータを投入する

追記

結局ChronografとKapacitorは使わなくなった。
とにかく機能が不足していてやはりGrafanaの方が圧倒的に便利。
Log Viewerでsyslogを見るというのもTelegraf / InfluxDB / Grafana as syslog receiver – NWMichl Blogで公開されているjsonをインポートするとGrafanaでも苦労なくできる。
デフォルトだとInfluxDBのログとかがうるさいのでSetting>Variables>$appnameでRegex/^(?!influxd|grafana-server)/を追加したぐらい。