Ryzen 7 3700XとRadeon RX 5700 XTで新しいPCを組んだ

ゲーム用の新PC組んだ以来なので7年ぶりになる。
GPUをGTX 970にしたりサウンドカードを替えたりしたりはしたがPC自体はそのまま使い続けていたので本当に久しぶりの新PC。
MonsterHunter:Worldぐらいなら普通に遊べてしまう上にIntelのCPUが長く高値だったりしてなかなか踏ん切りがつかなかった。

構成

本体 パーツ 購入価格
ケース Fractal Design Define R6 ¥14,970
電源 Antec NeoECO Gold NE750G ¥10,279
マザーボード MSI B450 TOMAHAWK MAX ¥13,557
CPU AMD Ryzen 7 3700X ¥42,984
CPUクーラー SCYTHE 忍者五 SCNJ-5000 ¥5,400
メモリ G.Skill Sniper X F4-3600C19D-32GSXWB ¥17,404
GPU SAPPHIRE PULSE RADEON RX 5700 XT ¥52,352
ストレージ Silicon Power PCIe Gen3x4 P34A80 SP001TBP34A80M28 ¥14,840
ストレージ Western Digital WD40EZRZ-RT2 ¥8,100
サウンドカード Creative Sound Blaster Z 流用
その他 パーツ 購入価格
グリス Thermal Grizzly Kryonaut 1g ¥729
ブザー Ainex BZ-01 ¥294
CPUスタンド SANWA SUPPLY CP-031 ¥1,661
その他 M.2 SSD ヒートシンク 4個入り ¥791

本体合計 ¥179,886

主な用途はゲームでプログラミングや3Dプリンタ出力のためのモデリングもする感じ。
CPU, GPUはたぶん過剰なのだがどうせまた長く使うのなら良いのにしておくかという感じでグレードを上げた。
ヒートシンクは無駄に4つも買っているがリューターで切断すれば他にも使えそうやんってことで安さに釣られたやつ。

組んでみて

Define R6は上面パネルも外せるのでめちゃめちゃ組みやすい。最高。
B450 Tomahawk MaxとDefine R6の組み合わせだとフロントパネルの配線がギリギリで裏配線が厳しい。
忍者五に付属の軸長15cmのドライバがマザーの組み付けにも活躍して便利だった。
M.2のSSDはケーブル必要無いのがなるほど素晴らしいという感じなので次回はM.2のSSD二枚とかでHDD無しにしたい。

運用

ゲームをするとなかなかの熱風を吐き出すので3700XのPower Package Limitを65W、5700 XTをWattManで1860MHz 960mVにした。
マルチコアをフルに使う作業をするようになったり、GPUを限界まで使う必要があるゲームを買ったらまた考えるとして当分はこれで。

今後

せっかくなのでゲーミングディスプレイが欲しいのだが24インチのFHDでIPSというのはまだ出始めで日本未発売っぽい。
TUF GAMING VG259Q | Monitors | ASUS Globalが24.5インチだけどなかなか良さそうなので期待してる。

1ヶ月経過して

組んだあとのソフトウェア的なセットアップはWindows 10 Version 1903 インストールメモに書いた。

BSoD(VIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERROR)が4週間で25回発生していてたまに暗転もありとてもつらい。
イベント ビューアーにKernel-Power 41が並んでいたので稀によくあるKP41系のトラブルで難病っぽい。つらい。
たまに連続的に発生するのを除くと2日に1回という感じの頻度なので原因の切り分けがやりにくい。つらい。

M.2 SSDヒートシンクを取り付けたら最高温度が10℃下がった。
M.2スロットがケースファンからの風を受けるところにあるので効果が大きいようだ。

CPUスタンドのCP-031はDefine R6を乗せるには頼りないのは確かで近くにホームセンターがあるならSPF材とキャスターとかで自作するのが良さそう。
しかし安く耐荷重もギリギリながら足りているのでとりあえずの選択肢としては悪くない。

前のPCに比べるとPOSTがめちゃめちゃ遅く短ビープが聞こえるまでだいぶかかるので起動がかなり遅くなった。

Ghost Recon WildlandsとDevil May Cry 5をやってみた感じだとほぼ最高のグラフィック設定でもまだまだ余裕があってCyberpunk 2077が待ち遠しいですねという感じ。

2ヶ月半経過して

RMA申請から1ヶ月以上かかってGPUが返ってきたのでやっと新PC完成となった。

トラブルとしてはたまにWake on Lanでの起動に失敗するというのがあったがBIOSのv35で直った。
とても遅かった起動速度もだいぶ良くなったし積極的なBIOS更新素晴らしい。

24インチ, FHD, 144Hz, IPSの液晶はAcerのVG240YPbmiipxだけが発売済みだがどこも売り切れだし日本未発売の競合との差も気になり悩ましい。

Discordに$9.99払ってXbox Game Pass for PCを3ヶ月手に入れたのでとりあえずThe Outer Worldsをやってる。
Star Wars Jedi: Fallen Orderも興味があるのでそのうちOrigin Access Premierにも再加入したいところ。
Anthemがあまりにも面白くなかったので前回は1ヶ月でキャンセルした。

5ヶ月経過して

BIOS v35で直ったと思ったWake on LAN時の起動失敗は直っておらず不意に発生するのでなかなかイラッとする。
ErP Readyをオンにすると直るようだがWake on LANできなくなるので意味がない。つらい。

久しぶりにAMDのCPU買ったしGPUAMDにしとくかと深く考えず買った5700 XTだが初期不良だけじゃなくドライバの完成度もイマイチでつらい。
先月末リリースされたドライバでやっと画面が真っ暗になる問題が修正されたらしいがブラウザのハードウェアアクセラレーション使うだけでも駄目だったりして酷かった。

ゲーミングモニタはPixio PX5 HAYABUSA2を買った。
240Hzは全く活かせていないがGPUに泣かされつつ楽しくモンハンをやっている。

関連記事

BIOS 設定メモ

変更

  • Boot Priority (UEFI USB Key)

有効

無効

  • HD Audio

Raspberry Pi Zero専用UPS、 UPS-Liteを買った

UPS-LiteっていうRaspberry Pi Zero専用UPSを買った。
バッテリーも付属しており送料込みで$18.99。これ一つで停電対策ができる。
コンパクトにまとまっていて3時間程度は持ち、下側に重なるのでGPIOなどは空いたままになりなかなか完成度が高い。

インターホンの信号線をRaspberry Pi ZeroのGPIOに繋いでピンポンが鳴るとDiscordへ通知するという運用をしており、
そのためにリビングに設置してあるのだがちょくちょくブレーカーを落とすやつが居てファイルシステムが壊れるのでそれを防ぐ目的。

バッテリーの状態などはi2cでRaspberry Piから取得できるようになっているがイマイチ情報が無くよくわからない。
減っていくはずの残容量が増えていくという怪現象もありマジ混乱したが消費と充電を繰り返していたら安定した。
davidem/UPS-Lite: UPS-Lite for Raspberry Pi Zero by XiaoJ - Modified API by Zontexが詳しいがこの人も困っているようだ。

短時間の停電対策が目的なので特に必要ないのだがせっかくなのでMackerel用プラグインを書いて電池が危うくなったら通知するようにしてみた。
バッテリー残容量のグラフ

999円のIKEA LACK サイドテーブルを使ったエンクロージャ

How to build a simple, cheap enclosure for your 3D printer - Prusa Printersを読んでThingiverseを検索し、
Anycubic i3 mega Enclosure by JAfonso - Thingiverseの制作を試みたがなかなか苦労したのでまとめておく。

買い物メモ

Amazon.jp

その他

目的

  • 振動対策
  • 扇風機やエアコンなどの風を遮断する
  • 発生するガスのろ過
  • ホコリの軽減

振動対策は耐震ジェルを試したがこれだけでは不十分だったのでゴム板を併用している。
静音化も求める場合は重量のある側板と吸音材が必要になるはず。

作ってみて

IKEA LACK サイドテーブルはゴツくて安っぽいが999円というのが素晴らしい。

脚を3Dプリンタで印刷すると時間もフィラメントもかかるので覚悟が必要。
USB接続トラブルとフィラメント切れで2回も失敗していてつらみが高まりすぎた。
形状的にサポートが必要なのでそのあたりがうまくいくかどうかの問題もある。

側板は完全な透明でなくても良いなら中空のポリカーボネート板が安い。
しかしだいたい4mm厚なのでThingiverseで一般的な3mm向けのモデルをそのまま使えない。
何も考えずに3mm用のモデルを出力してしまったので切ったり削ったり4mmへ改変して出力し直しになった。
磁石穴も丸穴に変更したりと地味に手間がかかっている。

結局のところ脚は角材を接ぐかゴムのブロックを接着するかして側板は接着剤か木ネジなどで直接固定してしまい、扉が必要な面にはトルクヒンジを使うというのが手っ取り早そう。
お金がかかっても良いならIKEAのSTUVAを使ったエンクロージャというのもあり買ってきて組み立てるだけでガラス扉のエンクロージャを作れる。

側板の一枚に穴を開けて120 25ファンと吸収缶を取り付けて綺麗な空気を排気するようにした。
PLAやPETGでも稼働中は呼吸器にダメージがありちょっとしんどいという感じだったのがだいぶましになった。

目的は果たせたし、上にも物を置けるようになったのが狭い部屋では助かる。
暖かい空気が普段座ってるところに流れてきていたのも無くなったのでこれからの季節はありがたい。

付録: 排気ろ過装置のファン制御

12cmファンが思いの外うるさかったので手持ちのMOSFET(IRLU3410PBF)を使ってRaspberry PiのGPIO(BCM 18)へ繋いでPWM制御することにした。
MOSFETとの接続は適当なケーブルとQIコネクタを使いピン左からGPIO、ファンのマイナス、電源のマイナスに繋いだ。

pigpioのpigsコマンドが本当に便利でお手軽にGPIOを制御できる。
Raspbianではpigpioのpigsコマンドがエラーを吐くのでRaspbian Stretch Liteのセットアップ - おいら屋ファクトリー参照のこと。

~/.octoprint/config.yaml

events:
  enabled: true
  subscriptions:
    - event: PrintStarted
      command: pigs hp 18 25 700000
      type: system
    - event: PrintDone
      command: sleep 1h; pigs hp 18 25 0
      type: system